2018年分の医療費控除を申請した話
2018年は歯の治療でそれなりに課金をしてしまったので、少しでも取り戻すべく医療費控除を申請したのでそのメモを残しておきます。
医療費控除とは
1年を通算して高額な医療費(保険外を含む)を払った場合、申請を行うと計算式に基づいた金額が還付される仕組みです。
年収や扶養家族の有無で還付される金額は変化しますが、独身の場合はだいたい医療費が年間10万円を越えると還付される額がプラスになるかと思います。
なお平成29年から始まったセルフメディケーション税制とは併用ができません。
どちらの申請かで迷う場合は還付額が多い方で申請すると良いでしょう。
準備物
確定申告と同じような感じで申請書類を用意します。
e-taxによるpdf作成
確定申告と同じでe-taxで申告用の書類が作成できます。
下のほうにある「確定申告等作成コーナー」で医療費控除用の書類も作成ができます。
あとはガイドにそって記入情報を順番にいれていき最後に「印刷」とやるとpdfが出力できます。らくちん。
入力したデータはexportでき、exportしたデータを読み込むことによって入力した状態から開始することもできます。
申請で迷ったところ
旧字体をどうするか?
人によっては旧字体等で運転免許証や住民票に記載された感じと漢字変換で普段使っている漢字が異なる場合があるかと思います。
私もそうなのですが、とくに気にせずに普段入力している漢字で入力をしました。窓口でも特に止められることはなかったです。
旧字体とは関係ないですが、全角チルダを途中で入れてたらpdf出力のときにバグってしまい全部入力し直しました笑
利用可能な文字はここに一覧があります。
医療費の明細をどうかくか?
医療費の明細の書き方については国税庁に例があります。
基本これに従って書けばよいのですが、医療保険側で出力される明細は月ごとの合計金額になっていたり交通費の分がなかったりするため、自分で個別に通院ごとに明細をまとめておくとよいでしょう。
私は毎回の通院、調剤薬局、通院の交通費をそれぞれ1行ずつで記入をしました。そのほうが説明を求められたときの根拠も示しやすいですしね。
源泉徴収票が電子交付の場合そのコピーでいいか?
数年前から所属企業によっては源泉徴収票が電子交付になっているとこもあるかと思います。
医療費控除申請でも源泉徴収票の提出が求められています。
FAQに電子交付についての記載があり、ここではちゃんと公式のやつにしてねって書いてあります。。。
会社の先輩に昨年どうしたか聞いてみたら「電子交付のものを紙印刷して持ってって何も言われなかったよー」、とのことだったで私もそうしてみることにしました笑
サンプリングしてチェックしてるのかな・・・。
申請
最後にe-taxで作った書類を印刷をします。一箇所だけ印鑑を押す箇所があるので捺印をして、台紙にもろもろのコピーを糊付けして税務署に申請します。
マイナンバーカードとマイナンバーカードの読み取り機があれば電子申請も可能なようですが、私は持っていないので紙で税務署へ凸しました。
税務署へ申請するときは一緒に印刷された申請書類の控えも合わせてで持っていきましょう。税務署の窓口で申請の控えに受付の日付印を押す必要があるからです。
なお、医療費控除の申請は確定申告の申請開始を待たずに年明けから申請が可能です。
確定申告開始直後は窓口の混雑が予想されるため、確定申告の必要がない場合は早めにやっておくとよいと思います。
おわりに
以上で申請が完了しました。だいたい申請してから1~2ヶ月で還付金が振り込まれるようです。
窓口では受理されましたが本当に還付されるか心配なので首を長くして待とうと思います。
てかせっかくマイナンバーがあるんだがらこの手の個人での申請がいらない時代が早くきてほしい・・・。
追記
2/14に申請をして、無事3/7にゆうちょ銀行へ還付金が振り込まれていることを確認しました。わーい!
AWS ElasticBeanstalkにDocker Imageをさくっとデプロイしてみた
AWSのElasticBeanstalkのDockerホスティングを使ってDocker Imageをサクッとデプロイできたのでメモとして残しておきます。
デプロイするもの
int128先輩が作ったJiraのWebhookのJSONを加工してしてSlack / Mattermostに通知連携してくれるGoアプリを動かしてみます。
ElasticBeanstalkにデプロイする
ドキュメントに従ってデプロイしてみます。
まずドキュメントに従ってDockerrun.aws.json作成しzipで固めたものを用意します。
// Dockerrun.aws.json { "AWSEBDockerrunVersion": "1", "Image": { "Name": "int128/jira-to-slack" }, "Ports": [ { "ContainerPort": "3000" } ] }
DockerfileとDockerrun.aws.jsonの2つをまとめたzipの場合は以下のように書けばOKです。
// Dockerfile FROM int128/jira-to-slack EXPOSE 3000 CMD ["/jira-to-slack"]
// Dockerrun.aws.json { "AWSEBDockerrunVersion": "1", "Ports": [ { "ContainerPort": "3000" } ] }
マネジメントコンソールでElasticBeanstalkで以下の設定で環境を新規に作成します。
- アプリケーション名
- 適当な名前をつける
- プラットフォーム
- 汎用Docker
- アプリケーションコード
- コードのアップロードを選択して、上記で作ったzipファイルをアップロードする
最低限必要なものは上記だけですが、「さらにオプションを設定」を選択すると以下の項目が追加で設定できます。
- ソフトウェア
- インスタンスタイプ
- アプリが動作するインスタンスタイプを選べます
- 容量
- AutoScaling Groupの設定ができます。デフォルトは単一インスタンスです。
- ロードバランサー
- AutoScaling Groupを設定すると設定できます。単一インスタンスの場合は選択できません。
- ローリング更新とデプロイ
- デプロイメントの反映のさせ方の設定ができます。
- セキュリティ
- ElasticBeanstalkに付与するIAMロールが設定できます。
- モニタリング
- CloudWatchでモニタリングする項目やヘルチェの設定できます
- 管理された更新
- メンテナンスウィンドウによる更新を定期的に行う設定のようです
- 通知
- 通知をメールで飛ばせるようです
- ネットワーク
- vpcやパブリックIPが設定できます
- データベース
- RDSの設定ができます
- タグ
- タグが付けられます
上記の設定を変更したあとに アプリの作成 を選択すると、環境構築がスタートします。
3分程まつと環境構築が完了しアプリが利用できるようになります。
2019-01-30 22:56:57 UTC+0900 INFO Environment health has transitioned from Pending to Ok. Initialization completed 49 seconds ago and took 2 minutes. 2019-01-30 22:56:15 UTC+0900 INFO Successfully launched environment: Test-env 2019-01-30 22:56:15 UTC+0900 INFO Application available at Test-env.xxxxxxx.us-east-1.elasticbeanstalk.com. 2019-01-30 22:55:58 UTC+0900 INFO Docker container xxxxxxxxx is running aws_beanstalk/current-app. 2019-01-30 22:55:57 UTC+0900 INFO Added instance [i-xxxxxxxxx] to your environment. 2019-01-30 22:55:50 UTC+0900 INFO Successfully built aws_beanstalk/staging-app 2019-01-30 22:55:48 UTC+0900 INFO Successfully pulled int128/jira-to-slack:latest 2019-01-30 22:55:24 UTC+0900 INFO Waiting for EC2 instances to launch. This may take a few minutes. 2019-01-30 22:54:19 UTC+0900 INFO Created EIP: xxxxxxxxxxxx 2019-01-30 22:54:03 UTC+0900 INFO Created security group named: awseb-e-wi8p8yhmvx-stack-AWSEBSecurityGroup-E0I6S0124S51 2019-01-30 22:53:57 UTC+0900 INFO Environment health has transitioned to Pending. Initialization in progress (running for 9 seconds). There are no instances. 2019-01-30 22:53:38 UTC+0900 INFO Using elasticbeanstalk-us-east-1-xxxxxxxx as Amazon S3 storage bucket for environment data. 2019-01-30 22:53:38 UTC+0900 INFO createEnvironment is starting.
ログを見るとS3バケットやSG、EIPが作られていることがわかります。
わずか数行でDocker Imageをデプロイすることができました。PaaSらくちん!
お片付け
環境を削除するときは アプリケーションの削除 を選択すれば作成したスタック一式が削除されます。
ただし作成されたS3バケットは残ってしまいます。このバケットはデフォルトでは手動で消せない設定になっているので、バケットポリシーを手でいじってから消すようにしましょう。
参考
コマンドラインツールのeb
コマンドを使えばローカルやCIを経由して継続的にデプロイすることも可能なようです。今回は頻繁に更新するようなものでもないので実施しませんでした。また別の機会に検証してみようと思います。
2018年の振り返りと2019年の抱負的な何か
2018を雑に振り返る
特に目標も立ててなかったので、2018年のインプット/アウトプットを中心に雑にまとめてみる。
仕事では一度やったことの応用ならそれなりに立ち回れるようになった。でもまだやったことがないことに対するコミットはビビってしまう。
インプット
読んだ本
- カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで
- 業務システム開発モダナイゼーションガイド 非効率な日本のSIを変革する実践的ベストプラクティス
- Effective DevOps ―4本柱による持続可能な組織文化の育て方
- LeanとDevOpsの科学[Accelerate] テクノロジーの戦略的活用が組織変革を加速する
- PHPフレームワーク Laravel入門
- PHPフレームワーク Laravel Webアプリケーション開発 バージョン5.5 LTS対応
- 初めての自動テスト ―Webシステムのための自動テスト基礎
- 進化的アーキテクチャ ―絶え間ない変化を支える
- クラウドエンジニア養成読本
- Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築
- Amazon Web Services クラウドデザインパターン設計ガイド
- コンテナ・ベース・オーケストレーション―Docker/Kubernetesで作るクラウド時代のシステム基盤 システム運用の考え方が変わる
他にもたぶんあるけど省略。
NPSが高いのはカイゼンジャーニーと業務システムモダナイゼーションかなぁ。
以下の積読は年始に読む(読む)
- このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
- エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードからCTOまでマネジメントスキル向上ガイド
- インフラCI実践ガイド Ansible/GitLabを使ったインフラ改善サイクルの実現
本は去年はジュンク堂とかで買ってたけど、まずはメルカリで中古探してみて、なければヨドバシカメラで10%還元で買うようになった(そして読み終わって手元になくていいやつはメルカリに出品)。
参加した主な勉強会
転記が面倒だったのでconnpassを参照。
connpass履歴にないやつだとGopher道場、AWS Summit、Google Cloud Next、Jenkins User Conference、SpringFestとか行った。
時間に対する費用対効果を意識するようになったのか、特にAWS SummitとかGoogle Cloud Nextみたいな大規模なイベントは人の混雑に疲弊するので、特段発表者と話をしたいとか参加者と交流したいとか生で聞きたいとか理由がなければストリーミング中継やあとで資料見るでいいやというお気持ちになってきた。
その他
たたき売りされたUdemyをやった。
AndroidとReactのやつは途中でやめた。
アウトプット
作ったもの
Jenkins周りの連携のテンプレプロジェクトとか、GoのCLIアプリとか、簡単なiOSアプリとかLaravelのサンプルとか作った。
あとGitHub Pagesで雑なabout me的なLPを作った。
登壇発表
実は対外的に情報発信するのははじめての年だった。
- 開発支援ツールを導入・運用したときのつらみをまとめた - つばくろぐ @takamii228
- Swift愛好会 vol.31 で談義した #love_swift - つばくろぐ @takamii228
- XP祭りでLT発表した #xpjug - つばくろぐ @takamii228
- Jenkinsユーザ・カンファレンス東京2018に参加しました #jenkinsstudy #juc2018 - つばくろぐ @takamii228
Qiita
よく使うツールスタックの連携方法を備忘録としてまとめた。
- JenkinsとGitLabを連携する方法 - Qiita
- JenkinsとGitLabとMattermostを連携する方法 - Qiita
- JenkinsとCloudFoundry(Pivotal Cloud Foundry)を連携する方法 - Qiita
- JenkinsとGitLabとAWS CodeBuildを連携する - Qiita
その他
- 昨年関わってた複数のプロジェクトが社内で表彰された
- 日経SYSTEMの取材に対応して名前が載った
- ゆるい社内勉強会で複数回発表した
- CSPOを取った
2018年に新しく学んだ・身についた技術
もともとやってたGit+Jenkins的なCI/CDのパイプライン設計に加えて、Laravel・AWS周りをよく触った一年だった。そういえば春先はElasticsearchもいじってたなぁ。
- Golang
- Laravel
- Elasticsearch
- Kubernetes
- AWS
- GCP
- Jira + Confluence
- Value Stream Mapping
振り返り
- 良かったこと
- 未経験・新しい技術に対して学ぶ姿勢が継続できていること
- 勉強会やイベントに目的を持って参加できるようになったこと
- 対外イベントで登壇発表できたこと
- 一度作ったアウトプットを参照系の情報として再活用できていること
- 良くなかったこと
中途半端で終わってるものは、たぶん中途半端な状態で始めたからだと思う。
スモールゴールで始めたやつとかゴールがクリアなやつはそれなりに完遂できてるので、まずは中途半端な状態で始めないようにしよう。
2019年にやろうと思ってること
いくつできるかわからんけどとりあえず書いてみる。
- AWS SAを取る
- GolangをJava/PHPと同じくらい書けるようになる
- Spring Bootでアーキテクチャ設計できるようになる
- GCPをAWSくらいできるようになる
- Firebase + iOS or Android or JSで何か作る
- PHP以外のフロントエンド開発(html/css/jsとかブラウザとか通信とか)の設計がわかるようになる
- 外部イベントの運営・ボランティアスタッフをやる
- ブログを最低月一回投稿する
- 競技プログラミングを再開する
- 英語学習を復活して少なくともTOEICスコア(785)を更新する
- 3年後、5年後の自分の仕事・人生の具体的なイメージを持つ
社会人歴5年目だけどまだまだ自分がこれから進みたい方向性はぶれてるので、いろいろつまみ食いしながらレベル上げしたいと思ってる。
けどいろんなところに顔つっこみ過ぎている感もあるし時間は有限なので、かけるべき時間と期限を決めてうまくやっていこうと思う。