友人の結婚式ムービーを作ったときの話
先日、めでたくご結婚された友人の結婚式で流す簡単なムービー作成を依頼されたので、お祝いの気持ちをこめてお手伝いしたときの話です。
依頼背景
動画作成の依頼主は新婦友人で、
「友人挨拶やるんだけど、スピーチ形式だときっとうまく話せないから動画にしたい。動画作りは素人だからぜひ手伝ってほしい」
とのこと。
動画の作成は学生のときに遊びでスライドショーに音楽をあてたものを2回ほど作ったことがあったので、今回もそんな感じでできるだろうと思って引き受けました。
進め方
新婦友人が動画の素材の画像や動画を収集してくれて、おおまかなストーリーも考えてくれました。
素材が揃った段階で、二人で相談しながら細かい内容を詰めていく、というやり方で進めました。
素材集めと共有方法
新婦友人が動画の素材収集に使ったのはなんとiPhoneのみ!
さすがのApple、画質は十分でした。
動画や画像ファイルの共有には無料で15GBまで使えるGoogle Driveを使いました。
少しずつ作って、共有する
なるべく手戻りを減らすために、LINEで大枠のストーリーや添えるメッセージ内容を相談して、内容が固まったものから作成に入りました。
お仕事では完成間近になって「やっぱこうしたほうが・・・」というのによく遭遇するので、
それを回避するために部分的でもできたmp4ファイルをGoogle Driveにあげて新婦友人に共有して、イメージ通りか確認しながら進めました。
幸い大きな変更を伴う指摘はなかったのですが、途中のものを新婦友人周辺で回し見したところいろんな方々からフィードバックをもらったようで、
「テロップで動画の内容を補足したほうがいい」、「音が小さくて聞き取れない」等、二人で気づけなかった修正ポイントを早期に気づけてよかったです。
また完成を目指した仕上げ作業は私が新婦友人宅へ行ってやりました。
同じ拠点で作業をすることで、たった1日で完成まで仕上げることができました。
動画作成の流れ
動画作成にはMacBook Air上でiMovieを使いました。
素材として用意したのは以下の4つ。
これらをiMovie上でぽちぽちやりながら作りました。
iMovieでの動画作成でハマったことは、動画プロジェクトに対してテーマが一個しか使えなくて、別テーマのトランジションアニメーションを入れようとしたらすでに設定していた手前のアニメーションも変わってしまったの気付かず、DVDの焼き直しが発生したことくらいでした。
DVDの作成
新婦友人宅で仕上げ作業をやっていて、完成間近になってふと疑問が。
「そういえば式場のスクリーンの画面比率って16:9?4:3?」
「あれ、mp4ってDVDに焼けるんだっけ・・・」
式場への提出はDVD形式のみ。
やべー/(^o^)\
直前での発覚で少々焦りましたが、前者は新婦友人が問い合わせて確認したところ16:9とのこと。
今時の式場のAV機器はHDなんですかね。
後者はいろいろ調べた結果、確実にDVDプレイヤーで再生できるものを用意するために、Toast Titaniumというの有料ソフトを購入して使いました。
昔はiDVDがあったような気がしたのですが、Appleの思想に反したのかいつの間にか無くなっていたようです。。。
このソフトではよくあるDVD起動時の画面や自動再生の設定もできたので買ってよかったです。
振り返り
以下、今回の作業を通して得た学びです。
Google Photo Scanを使えばよかった
新婦友人が新婦の昔の写真をiPhoneで取り込んだときに余白やテカリが入ってたりしたので、早く新婦友人に教えればよかったなと思いました。
これを使って写真を取ればAIがよろしくきれいに写真画像にしてくれます。
画像・動画素材撮影はiPhoneで十分
出来上がったDVDをHDテレビで見てみましたが、iPhoneの画質で十分でした。
iMovieやToast DVDで高品質で出力したのでそこがよろしくやってくれたのかもしれませんが、元画像の画質も高かったので結果的に高画質の動画が出来上がりました。
画像・動画は横画面で撮ろう
iPhoneを縦にして取った動画や写真は横が黒抜きになってしまっていたので、投影するスクリーンに合わせて横向きで取るべし!
最近の結婚式場のスクリーンは横縦比16:9のHD対応のようです(※式場によって異なると思うので、事前に確認を)。
動画のエンコード・DVDに焼くのにちょっと時間がかかる
MacBookAirでiMovieでのエンコード、Toast TitaniumでのDVD出力は大体トータル10分動画で30分くらいかかったので、焼く前の事前チェックを入念にやると手戻りの防止になります。
なんならDVD-Rは焼いたら元に戻せないですし、結局直前で3回もやり直して帰りが遅くなったので、ここは反省点。
同一拠点作業はミスコミュニケーションを減らす
新婦友人の隣で作業をすることで、少し判断に迷うところや細かいデザインのところに関してはすぐに聞き疑問点を解消することができました。
きっとリモートでのやりとりでは意識齟齬があってうまく進まなかったでしょう。
終わりに
今回はiMovie + Toast Titaniumでやったけど、たぶんToast TitaniumだけでDVDに焼くまでできる気がします。
また、少しずつ作ってフィードバックをもらいながら作るというアジャイル開発は、まさに仕事の進め方なんだなぁと実感しました。
またどなたかに機会があればお手伝いしようかなと思います。
改めまして、新郎・新婦のお二人、ご結婚おめでとうございます!