【北アルプス】上高地から吊尾根経由で奥穂高岳へ(1泊2日)
はじめに
シルバーウィークの三連休で登山始めてずっと行きたかった上高地についに降り立ちました。
旅のお仲間は大学時代から本格的にアルプスを攻めてる友人氏。
この友人氏、実は学生時代に某雑誌の山のイケメン特集で紹介された経歴の持ち主。
falo (ファーロ) BE-PAL for natural outdoorgirls 2010年 10/30号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/09/30
- メディア: 雑誌
- この商品を含むブログを見る
取材を受けたときのコメントは
「1人テント泊も楽しいですよ」
そんな彼ですが、今年めでたく人夫になられました。
彼は地方在住なので車で、私は夜行バスで上高地で合流です。
ルート
実は私は初アルプス登山で、3000m級の山は学生時代に登った富士山以来なので基本経験豊富な友人におまかせ。
まずは上高地から岳沢、重太郎新道を通って紀美子平へいき、前穂高へ。 その後は吊尾根経由で奥穂高山頂を目指し、奥穂高山荘で一泊。 帰りはザイテングラート通って涸沢へ行き、横尾山荘経由で上高地へ帰ってくる トータル25kmの1泊2日のプランで行くことになりました。
当日まで天気がどうなるか読めず、別の日するかどうか当日の朝まで決め兼ねてましたが 台風16号が心配だったので台風が来る前に行くことにしました。
川越駅 - 上高地 - 岳沢小屋
高速バスはさわやか信州号。
日にちが決まったのが8月末で、そこからバスを予約しようとしたら満席><
前の週から朝昼晩と毎回アクセスして空きを確認。
大宮発の川越経由のバスが一週間前に運良く予約できました。
上高地・乗鞍・白馬・立山への直行バス予約。宿泊プラン/日帰りプラン | 《公式》さわやか信州号
当日は天気が微妙だったためか、1/3は空いており二人分の席を1人で使えました。
5時過ぎに上高地バスターミナルに到着!寒い!!
友人と合流しいざ登山スタート!
晴れた日にゆっくり見たい。
岳沢小屋への登山中は晴れ間も見えてテンションが上がりました。
天然クーラー
2時間ほど登ると岳沢小屋へ到着。
新しめの山小屋でした。
岳沢小屋 - 重太郎新道 - 紀美子平
岳沢小屋からは重太郎新道。
はしごや鎖、岩場が続きます。
みどりがめっちゃきれい。
一瞬見えた雲のない青空と穂高山系
初アルプスなので結構バテバテ
景色は壮大!
息を切らしながらも紀美子平へ到着!
紀美子平 - 前穂高 - 紀美子平
紀美子平からは片道30分で前穂高に登れるということで、せっかくなのでザックを下ろして挑戦。
地図で見る限りすぐ行けると思いきや意外とキツイ登りでした。。。
30分ほど登ると前穂高の山頂へ登頂!
槍ヶ岳が雲のスキマから見えました。
涸沢カールも。
よい眺め!
紀美子平 - 吊尾根 - 奥穂高岳 - 穂高岳山荘
紀美子平へ戻り、いよいよ吊尾根経由で奥穂高岳の山頂を目指します。
ここにきて天候が悪化。
風が強くなり、雨も降ってきました。。。
登山用に奮発して買ったレインコートが大活躍しました。
初アルプスで険しい岩場、風、雨で結構怖かったです。
高度も結構あったのでバテバテ。
口数も少なくなり、写真を撮る暇も元気もなくなってました笑
そんな中、アルプスのアイドル、ライチョウさんに遭遇!
チョコボみたいでかわいかった^^
暴風雨と岩場と数時間格闘し、なんとか奥穂高岳山頂へ登頂
ゆっくりする間もなく山小屋を目指します。
はしごを降りてようやく到着。
景色もクソもありませんでした笑
山小屋では談話室で北穂高から来たおじさんたちと話したり、
全く同じルートを辿っていた夫婦と山トークして盛り上がりました。
こんな何気ない会話も小屋泊の楽しみですね^^
そのおじさんたちはニュースになってた現場を目撃したそうです・・・。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160917-00000590-cbcv-sociheadlines.yahoo.co.jp
この三連休で涸沢周辺の山々で滑落事故が結構な件数あったそうです・・・。
明日は我が身、気をつけたいものです。
穂高岳山荘では悪化する天気に怯えつつも明日雨が弱まるのを祈って就寝。
山小屋の本棚にヤマノススメ発見。最新刊もちゃんとあった笑
穂高岳山荘 - ザイテングラート - 涸沢ヒュッテ
夜は風の音が気になりましたが、耳栓のおかげてゆっくり寝ることが出来ました。
4:30に起床し、準備をして6:00に出発。
風は収まり、雨は小雨でした。
何も見えない/(^o^)\
ザイテングラート経由で涸沢ヒュッテを目指します。
昨夜からの雨で途中滝になってたり、岩場がつるつる滑ってめっちゃ怖かったです。
雨が強くなってきて、写真を撮る暇もなくひたすら下山。
2時間ほどで涸沢ヒュッテへ到着。
こんな天気でもテントがちらほら。
ぜひとも晴れてる日にまた来たいです。
涸沢ヒュッテ - 横尾山荘
涸沢ヒュッテからはひたすら下山。
山道は雨で沢下り状態。
雨がひどくなる前に下りきろうとペースアップ。
あとで気づいたんですが、我々が下ったあとに結構大変なことになってたっぽいです。。。
https://www.facebook.com/karasawahyutte
横尾山荘 - 徳沢 - 上高地
途中屏風岩とかあったらしいですが、そんな気にする暇もなく
土砂降りのなか、ガクガクの足を引き釣りながらひたすら上高地を目指します。
横尾山荘。
iPhoneポッケに入れてたらレンズの中が結露してしまった・・・。
ちなみに友人氏は以前奥穂高行った時はこのルートで登ったらしいです。
16km歩きつづけるコースはなかなかマゾですな。。。
そうこうしているうちに上高地へ到着。
約14kmを4時間弱で踏破!
あんなにきれいだった梓川は濁流になってました・・・。
温泉 & そば
上高地からタクシーで友人氏の車がある駐車場へいき温泉へ。
お湯に入った瞬間足がチクチク。岩場でぶつけて結構擦りむいてました笑
温泉の後は近くにあるお蕎麦やさんで蕎麦を頂きました。
友人氏の車で松本駅まで送ってもらい解散。
特急あずさで東京へ戻りました。
まとめ
初のアルプスでしたが首都圏にある1500m級の山とは全然景色違いますね。
晴れた日の景色をぜひ拝んでみたいです!
そして雨の登山はまじで怖かったです。生きて帰ってこれてよかった。
かえでさんの「山は逃げない」のセリフの通り、ときには戦略的撤退もしつつ
安全第一で登山を楽しみたいです。
ルートおさらい
■0日目 - 1日目
22:30 川越駅 (さわやか信州号 7400円) -> 5:20 上高地バスターミナル ->
6:00 登山スタート -> 8:00 岳沢小屋 ->
11:00 紀美子平 -> 11:30 前穂高岳
12:00 紀美子平 -> 吊尾根 -> 14:00 奥穂高岳山頂 ->
15:00 穂高岳山荘(素泊まり6600円)
■2日目
4:30 起床 -> 6:00 穂高岳山荘出発 ->
-> ザイテングラート -> 7:30 涸沢ヒュッテ ->
9:30 横尾山荘 -> 10:30 徳沢 -> 11:45 上高地 ->
13:00 上高地 -> 沢渡駐車場(タクシー4200円)->
13:30 梓湖畔の湯(720円) -> 杣乃家 15:00 ->
【日帰りバカ歩き】ユーシン渓谷からの塔ノ岳・丹沢山
はじめに
真夏の日が長い時にしかできない、ちょっと無茶な歩き方をする。
昨年は雲取山を鴨沢から日帰りピストンしたので、今年は丹沢山に行ってみようと思いルート探索。
大倉の馬鹿尾根ピストンはつまらないなーと思ってたら
最近話題のユーシン渓谷から塔ノ岳に行けることを思い出し、
前回ユーシン渓谷渓谷行ったときに見れなかったユーシンブルーのリベンジも兼ねて行ってきました。
ユーシン渓谷はネットで話題になり、先日Yokohama Walkerの表紙を飾った場所です。
http://by-s.me/article/234999874530791664by-s.me
Yokohama Walker6月号↓
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川マガジンズ
- 発売日: 2016/05/20
- メディア: 雑誌
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ルート概要
ルートは新松戸駅からバスで玄倉まで行って、あとはひたすら道なりに塔ノ岳を目指します。
玄倉からユーシンまで約10km、ユーシンから塔ノ岳が約6kmです。
ハイキングコース | 体験する | 山北町観光協会公式サイト
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/0602/kenseipj/file/walking/yamakita/41.pdf
塔ノ岳に着いたら丹沢山までピストンして、塔ノ岳に戻ってきたら大倉尾根コースで大倉まで下山します。
ユーシンロッジまでのピストンでも20kmですので、ユーシンブルー目的の方は玄倉第二発電所で引き返すことをオススメします。
新松田 ~ 玄倉 ~ ユーシン渓谷
玄倉で降りたのは私を含めて2人だけ。他の人は檜洞丸行くのかな。
玄倉バス停前
丹沢山系?の間から富士山が見えました。
道なりに歩くとゲートがあり、ユーシン渓谷トレッキングがスタートです。
しかもそのうち一つは400m弱あり、明かりもないのでライトが必須です。
彼女とデートで来たら密着ポイントだなーとか妄想しながら歩いてました←不審者
3つ?ほどトンネルを抜けると玄倉第二発電所へたどり着きます。
ふぉー!碧い!!
これぞユーシンブルー!!
来る前は「どうせ青色加工かけてんだろ」とか思ってたんですがすみませんでした。
ここまでで7kmくらい?ここからさらに歩きます。
またトンネル
玄倉から10kmくらい歩くとユーシンロッジにつきます。
ユーシンロッジは今は使われていないようです。
ユーシンロッジ途中の橋の下は降りれるようになっているので少し休憩。
つめたーい!!!
ユーシン渓谷 ~ 熊木ダム ~ 塔ノ岳
さて、ユーシンロッジから塔ノ岳を目指します。
またトンネルかと思ったらこれは岩のまんまだ。
このトンネルを抜けたら、なんとまたエメラルドグリーンを発見!
熊木ダムというそうで、玄倉第二発電所よりも水は多めで碧い!
ちょっと先まで歩くと下まで降りれました。
ホント見る角度によって全然色が違う。不思議。
後で調べたら熊木ブルーというそうです。
熊木ブルーに別れを告げて再び塔ノ岳を目指します。
途中崩れてたりしてあんまり人通ってないんだろうなと思いつつひたすら歩く。
なんかの骨が置いてあった。
するとこんな看板が。
「川を渡って!?」と言っても水はなんもないので砂利道を歩くだけです。
ここからはひたすら上りです。
すでに13km歩いているので心が折れそうでした。
それでもなんとか登り切り塔ノ岳山頂へ。
思った以上に消耗したので眺めの休憩。
塔ノ岳 ~ 丹沢山
すでに足が死んでたのでそのまま帰ろうかと思ったがせっかく来たので丹沢まで攻めることに。
13時を回っていたので往復2時間を目標に思い腰をあげ、いざスタート。
尾根道は風が気持ちいい。
さっき歩いた砂利道が小さく見える。遠くに富士山?も見える。
耳元をブンブンハエが跳んでるのに苛つきながらも丹沢山登頂!
雲が晴れてればここから富士山が綺麗に見えたようです。
次来る時はゆっくり拝みたいものです。
丹沢山 ~ 塔ノ岳 ~ 大倉
もう足がっくがくで地獄のような道のりでした(自業自得)
大倉尾根コースは登山道が整備されており、木の階段が多くあるのですが、木の階段の歩く歩数を数えながら、ひたすら無心で歩いてました。
塔ノ岳から大倉までは途中山小屋がいくつかあるのですが、あいにく全部閉まっていたので、結局大倉までノンストップ。
前にヤビツ峠から塔ノ岳行った時にも通った道だし、疲労困憊だったので写真は0枚笑
大倉尾根のルートでは街並から海岸線までが綺麗に見えるので目に焼き付けておきました。
ひぐらしの鳴き声を聞きつつ、ようやく一般道出たらこの顔とご対面。
「丹沢クリステル」
なんかイラッとした笑
近くの自販機でコーラを一気飲みしてすこし復活。バスで帰宅の途につきました。
まとめ
山路ロガーによるとトータルで28km歩いたようです。
そう考えるとマラソンランナーってすげーな。
来年はどんなバカ歩きしようかのう。
ルートメモ
小田急新松田駅 7:15 - 玄倉 8:00 (バス 900円)
玄倉 8:00 -玄倉第二発電所 9:00
ユーシンロッジ 10:30 - 熊木ダム 11:00
熊木ダム 11:20 - 13:00 塔ノ岳
塔ノ岳 13:00 - 丹沢山 14:00
丹沢山 14:00 - 塔ノ岳 15:00
塔ノ岳 15:00 - 大倉 17:40
【日帰りトレッキング】南アルプスの天然水!名水百選の白州・尾白川へ
はじめに
7月半ばに、その存在を知ってからずーっと行きたかった山梨県の白州にある尾白川渓谷に行ってきました!
白州はサントリーの工場があることで有名で、尾白川渓谷は名水百選の一つです。
観光情報 - 月見里県 星見里市(山梨県 北杜市)公式サイト
アクセス
今回は公共交通機関で攻めるには大変だったので、仲間を集めて車で行きました。
6時30に新宿を出て尾白川渓谷入り口の駐車場を目指し、9時くらいに到着。
すでに8割くらい埋まってました。
ルート
事前にHPでチェックした不動滝まで行って帰ってくるコースで行きました。
着いてからから気づいたんですが、ここは甲斐駒ケ岳の入り口にもなってたんですね。
http://www.city.hokuto.yamanashi.jp/maps/pdf/1835_1.pdf
注意書きにもある通り、奥まで行く場合はきちんとした登山装備が必要です。
竹宇駒ケ岳神社 ~ 千ヶ淵
駐車場から歩いてすぐに竹宇駒ケ岳神社があります。 トレッキングの無事を祈っていざ出発。
日本名水百選の看板。
トレッキングコース入口
橋から見た景色が見事な大自然でテンションマックス!
所々川辺におりれるところがあります。 「尾白川」という名前の通り、見事な白ワイン色!
甲斐駒ケ岳への分岐路を右へ。帰りに尾根道経由でここへ戻ってきます。
コースは結構アップダウンがあってきつめですが、水の流れる音を聞きながらの渓谷歩きは気持ちがいいです。
そうこうしているうちに一つ目のポイント、千ヶ淵に着きました。
うー滝壺に飛び込みたい!
旭滝 ~ 百合ヶ淵
千ヶ淵をすぎ、旭滝を目指します。
所々川辺に下りながら渓谷を満喫します。
旭滝はどこかな、と探しながら歩いていたら看板を発見!
川辺におりて見ましたが岩が邪魔で見えませんでした・・・(写真も撮り忘れた)
旭滝の次は百合ヶ淵。
こちらも岩が邪魔で見えにくいですが存在は確認。
ガイドに乗っているビューはどこから撮ったんだろう・・・。
龍神平 ~ 神蛇滝 ~ 不動滝
次は龍神平を目指します。
龍神平への道中、注意書きの看板が。
つい先日も滑落事後ありお亡くなりになられらた方がいるようです・・・。
渓谷に夢中になって足を踏み外したのでしょうか。。。
所々手すりが壊れてたりしたので行かれる方は十分ご注意を。
龍神平へ着くと神蛇滝はすぐそこです。
ちょっと心もとない丸田を渡ると滝が見えるところへいけます。
神蛇滝はお見事な三段滝!!!
紅葉シーズンはさらに見事な景色になりそうです。
さて、さらにここから不動滝を目指します。
道が険しくなってきました。
龍神平から40分ほど歩くと不動滝に着きます。
不動大橋を渡ると不動滝到着!
ほぼ垂直でつるつるな岩をよじ登るとさらに滝に近づけます。
よじ登る友人氏。
自分も続こうとトライしたら見事に滑ってジャボン・・・
裸足になって再度トライしてようやく登頂! 水しぶきが涼しくて気持ちよかったです\(^o^)/
動画
ここで1時間くらい休憩&昼食を取りました。
不動滝 ~ 駐車場 ~ 尾白の湯
不動滝からは龍神平へ戻り、尾根道を通って駐車場まで戻りました。
帰りはほぼ下りなので1時間ちょっとくらいで戻ってきました。
トレッキングでかいた汗は温泉で流す!
駐車場から10分程で行ける「べるが」という温泉付きのキャンプ場へ移動します。
結構広めな公園で、水遊びをする子供がいっぱいで気持ちよさそうでした。
今度キャンプで来てみたい。
露天風呂からの南アルプスの景色も最高でした。
尾白の湯 ~ サントリー白州蒸留所 ~ 帰宅
温泉後にはせっかく白州に来たので、サントリーの白州蒸留所へ。
工場見学は予約していなかったので、予約なしで見れる博物館とお土産屋へ。
お土産屋さんでは、販売終了となった珍しいウィスキーが売ってたらしく、ウィスキー好きの友人氏は興奮していました。
蒸留所からは新宿へ帰宅。帰りの高速では途中見事な富士山が見えました^^
まとめ
初夏の新緑と川と滝を流れる水を十分に満喫することができた大満足のトレッキングでした!
欲を言えば尾白川渓谷からアタックできる日向山も行ってみたかったですが 時間的に厳しかったので、次回のお楽しみにとっておきます。
ルートメモ
新宿 6:30 → 尾白川渓谷駐車場 9:20(車)
尾白川渓谷駐車場 9:20 → 龍神平 11:00
龍神平 11:00 → 不動滝 11:45
不動滝 12:45 → 尾白川渓谷駐車場 14:00
尾白川渓谷駐車場 14:10 → べるが尾白の湯 14:20(車)
べるが尾白の湯 15:10 → サントリー白州蒸留所 15:30(車)
サントリー白州蒸留所 16:30 → 新宿 20:30(車)